ご挨拶
第17回学術大会開催にあたって
一般社団法人 徳島県歯科衛生士会会長
第17回学術大会 大会長 河野美枝子
日本歯科衛生学会第17回学術大会は、9月18日(日)~19日(月)に アスティとくしまにおいてハイブリッド開催方式で準備を進めておりましたが、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の拡大状況を鑑み、参加者の皆様の安全を第一に、会場での集合型開催をやむなく断念することといたしました。
つきましては、9月18日(日)から10月31日(月)までのWeb開催(オンデマンド配信)とさせていただきたく存じます。
徳島県での開催を楽しみにしていただいていた会員の皆様には、コロナが収束した折に観光でぜひ来県していただきたいと思います。
徳島県歯科衛生士会は会員数も少なく学会開催は夢のような話でした。学会開催が決まったときに、他県の方々からの激励や学会開催のお手伝いの申し出が多数あり 大変ありがたく、これも平素からの連携や関係性の賜物と感謝申し上げます。
今大会は「ポストコロナ時代の口腔健康管理-口腔から支える健康長寿-」をメインテーマとして、日頃より徳島県歯科衛生士会にご指導・ご協力いただいております先生方を中心にご講演いただく運びとなりました。徳島県では生活習慣病の中でも代表的な糖尿病が地域課題となっており、糖尿病死亡率が都道府県別ランキングで毎年ワースト上位となっております。この現状を脱却するために行政をはじめ多職種が連携を図りながら糖尿病克服対策を進めていくことが求められています。医療・介護・地域で活躍できる歯科衛生士に対する期待が高まり、多職種と連携することがますます重要となっております。
また県民フォーラムでは、新型コロナの影響で自粛生活により高齢者は「コロナフレイル」の危機と背中合わせとなっており、外出や活動の機会が減り、「身体的」、「心理的」、「社会的」にフレイル(高齢者の虚弱状態)に陥りやすくなっています。阿波踊り体操も取り入れた健康寿命を延ばす「運動」について、ご講演をお願いしております。
本学術大会が皆様のさらなる専門性を高める機会となりますことを願っております。