ご挨拶
大会開催にあたって
日本歯科衛生学会第14回学術大会
大会長 長縄 弥生
(公益社団法人愛知県歯科衛生士会 会長)
日本歯科衛生学会第14回学術大会が2019年9月14日〜16日ウインクあいち(名古屋市)で開催されます。現在の日本歯科衛生学会の前身である日本歯科衛生士会学術大会が2004年(平成16年)に開催されて以来16年ぶりとなります。
よう、名古屋に来てちょうだゃぁすばしたなも
(ようこそ名古屋にお越しくださいました)
愛知県庁所在地でもある名古屋は、「日本一魅力のない町」「名古屋とばし」と再三言われてきました。しかし、実は歴史上最も有名な三英傑のゆかりの地であり、日本経済を支えてきたトヨタ自動車、三菱MRJなど製造業が盛んな地でもあり、現在の日本の成長で切ることもできない歴史名所ある町です。さらに、水質が豊富で温暖な気候を利用して栽培された野菜や三河湾から獲れる魚介類はとても美味しく、花きも盛んです。このように、日本の中央にある愛知県は、海に近く交通の便もよく、コンパクトでマルチな街です。今回、この地において、愛知流のおもてなしで、学会を盛り上げていきます。
「県民フォーラム」では、頭頸部がんサバイバーのお二人をお招きしています。頭頸部がんの治療は、身体的にも精神的にも社会的にも負担が大きくかかります。治療後、食べる機能や話す機能や審美など生活に支障をきたす障がいが残ることが少なくありません。患者さんが乗り越えてきた障壁や負担を患者さん自身の言葉で聴き気持ちを知ることは、支持療法の担い手である歯科衛生士にとってより良い歯科医療の提供につながる機会になることを願っております。
また頭頸部がん治療後の病態や障がいの理解は一般的に低く、このフォーラムで県民の方々にもその理解を深めていただく機会としたいと思っています。
「学会」は、考え、意見をぶつけ合い議論するアカデミックな場です。今回は、従来の夕刻に開催された懇親会という形式ではなく、時間内の会場で、皆が出会いやすく、より話がしやすいように、交流の場を設けます。日頃はなかなか直接会えない仲間と語らい合う場にしていただければ幸いです。
会場はアクセスの非常に便利な名古屋駅前です。是非、多くの皆様のご参加をお待ちしています。ホテルが予約しにくくなっております。早めのご準備をお願いしつつ、9月の名古屋でお会いできることを楽しみにしています。